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2020年08月16日

葬儀に参列する際に覚えておきたいお焼香のマナー

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葬儀に参列する際は、葬儀のマナーをしっかり頭に入れておくことが大切です。たとえば、お焼香のマナーです。お焼香をする際は、基本的な作法があります。その作法を覚えておけば間違える心配がありません。まず、お焼香を行う順番は、故人との関係性が深い人からというのが基本です。

喪主から始まり、次に遺族が行い、友人や知人へと順番が回ります。そして、お焼香には、立礼焼香、座礼焼香、回し焼香といった形があります。これは葬儀を執り行っている場所によって異なります。たとえば、立礼焼香の基本的な動作の場合、自分の順番がきたらまず周囲に会釈をしてから席を立ちます。

そして、焼香台の前に行き、僧侶と遺族に対して一礼をした後、故人の遺影にも一礼します。右手の三本の指で抹香をつまんだら、首を少し下げながら指につまんだ抹香をおでこの高さまであげて拝みます。この動作を3回繰り返すのが基本ですが、宗派によっては1回でよい場合もあります。

お焼香が終わったら焼香台から一歩後ろへ下がり、遺影に向かって一礼した後、僧侶と遺族にも一礼して自分の席へと戻りましょう。ちなみに、座礼焼香や回し焼香の作法は、立礼焼香と基本的に同じなので、慌てることはありません。ただ、回し焼香の場合は遺影に一礼するのを忘れてしまう場合がありますので、忘れないように気をつけましょう。