三村の知って得する葬儀AtoZ

2020年06月16日

葬儀屋が行う大切なプロセスを知ろう

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葬儀屋に就職するにしても、故人や遺族の心情を理解していることは絶対条件でしょう。通夜やお葬式について知識があれば問題なく就職ができるわけではなく、最近は終活をする高齢者、生前葬儀を考える高齢者の存在もあり、心情に寄り添える人材が採用されています。

葬儀について知りたい方ばかりではありませんが、先にあげたように終活をするためにお葬式のプランを知りたい高齢者が訪れるといいます。世話好きであることは採用の条件にもなり、内容もナイーブな問題ですから、ざっくばらんに事を運べるワケではありません。

もちろん、こんなプランがありますよ、いくらくらい費用がかかりますよ、このオプションをつければ割引できますよ、という言葉巧みな契約などはナンセンスです。葬儀屋は色んなコネがあります。もちろん、お墓について聞かれてもいいように石材店や仏具店とも連携を取っていますし、供花、花祭壇のために花屋とも連携が取れています。

弁護士や行政、医療や介護、福祉との連携も図っていることも近年では増えています。葬儀屋は、選択をするのではなく、させるのが仕事です。納得でなく、満足感を与えるのが役割です。段取りは実績があれば前に進められますが、結果は執り行ってみるまでは分かりません。

必ずいいお葬式になりますとは断言できませんが、必要なことを話した後は沈黙し、相手に一歩踏み出させることにしているようで、寸止めの意思確認が重要だともいいます。