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2019年07月24日

浄土真宗(一向宗)の、東本願寺派の葬儀の流儀

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葬儀ないし葬式は、故人(死者)を弔う荘厳な儀式となります。参列者及び遺族は、荘厳な儀式に相応しく、黒の喪服を着て参列します。黒は、無彩色の中でも、最も暗く、厳粛なイメージが感じられます。日本においては、宗派によって葬式の流儀は異なるようです。

特に、一向宗は肉類を摂取しても良いという宗派とされており、非常に目立っています。 浄土真宗(別名・一向宗)は、延暦寺(天台宗の総本山で、旧名は比叡山寺)で修行を積んだ法然が宗祖の浄土宗の一派とさています。

始祖は法然の弟子とされる親鸞であり、鎌倉時代に創立した宗派です。京都市に在る本願寺(通称・西本願寺、世界文化遺産)及び真宗本廟(通称・東本願寺で、大谷派の中心的な寺院となります)が一向宗では著名な寺院となります。

 真宗本廟は、大谷派とされます。大谷派の葬式では、引導や授戒の儀式が無いのが特徴となります。故人は、死去した時点で成仏したものとみなされており、それ以上の儀式は必要無いとしています。他の宗派では、死者を弔うために、丁重に引導並びに授戒をするのが一般的となっています。

また、大谷派の寺院で行う葬式では、死者に対しては、死装束(白色の着物等)や清めの塩をしないとされており、また、戒名に関しては、法名と呼んでいます。